今年のこれまでの3歳G1戦線見ていて、少し心情が穏やかでない状態です。何故かというと、一昨年の1歳馬募集時に出資検討をした馬が2頭も勝利しているのです。その2頭は、桜花賞に勝利したデアリングタクトとNHKマイルカップに勝利したラウダシオンです。
まず、デアリングタクトですが、ノルマンディーオーナーズクラブの一次募集馬の出資馬選定の中で、4番手評価だった馬。それまでノルマンディーでは2年間で4頭の馬に出資していたのですが、4頭中3頭がセール購入馬でした。ノルマンディーの場合、セール購入馬より、岡田スタッド生産馬の方が優遇される傾向が強かった為、この年はセール購入馬より岡田スタッド生産馬を重視して出資する事にしていました。1番手評価の馬がサマープレミアムセール購入馬だった為、2,3,番手評価に岡田スタッド生産馬を入れ、セレクトセール購入馬でノルマンディーでは比較的高額の部類に入る1口4.4万円のデアリングタクトは4番手評価という扱いでした。予算の関係上、3番手評価までの馬に出資し、4番手評価のデアリングタクトは見送った形になりました。自分の意志で見送ったので、ある程度諦めは付きますが、3戦3勝で桜花賞を勝ってしまうという活躍を目の当たりにしてしまうと、生産牧場という変な拘り方をしなければ、2番手または3番手ぐらいに評価して出資していた可能性もあり、後悔しています。
次に、ラウダシオンですが、こちらは自分の運の無さを嘆くしかない状態です。ラウダシオンの2歳上の兄アンブロジオに出資している事もあり、シルクホースクラブの1歳馬募集の遥か前、母アンティフォナの繁殖情報がJBISのサイトに掲載された時点で、募集されたら出資しようと決めていた馬でした。馬体写真も見栄えが良く、募集価格も予算内の1口5万円。文句無しの1番手評価だったので、この年から導入された抽優制度を使って応募したのですが、募集馬全体の中でも上位人気馬となってしまい落選。この年のシルクはアーモンドアイが二冠を達成したことで新規会員が急増した事も影響しました。絶対の自信があった馬だっただけに、NHKマイルカップを勝利した事で忘れていた悔しさが再燃してしまっています。
これまでのシルクの出資馬に関して振り返ってみたところ、毎年重賞ウィナーを逃していた事がわかりました。
2015年度産駒は、黄金世代と言われている世代ですが、G1馬となったアーモンドアイ、ブラストワンピース、インディチャンプは完全なノーマークだったのですが、ダイアトニックはこの年の1番手評価として出資を検討したものの、募集価格が予算オーバーだった為、出資を回避。1次募集で満口になったのですが、骨折が判明しクーリングオフが適用され、翌年の春に相当数のキャンセル募集が行われました。そこでは即満口にならなかった為、出資しようと思えば出資できたのですが、骨折の影響が気になる事と2016年産駒の出資に向けて予算を取っておきたかったので、出資を見合わせてしまいました。
2016年度産駒は、ディアンドルに注目していたのですが、評価としては6番手評価。この馬は年明け頃まで残口が残っていたのですが、追加募集馬とディアンドルどちらに出資するか悩んで、追加募集馬に出資してしまいました。結果的に出資した馬は4戦して未勝利で骨折→引退で、天と地ほどの差が出てしまいました。
振り返ってみると、出資まであと一歩のところまで行っているのに、結果的に出資できていないという、自分の馬を見る力の無さと運の無さを痛感しています。今年デビューの2018年度産駒も4頭出資しているのですが、このパターンでいくと出資を諦めた馬、出資の優先順位を下げてしまった馬の中に将来の重賞馬が混じっている可能性が高そうな気がします。
最後に今年デビューの2歳馬でこの条件に当てはまっている馬を挙げておきます。個人的には活躍して欲しいような、欲しくないような複雑な気持ちの馬です。
・ジュリオ(牡馬・リオンディーズ産駒・木村哲也厩舎)
・ローウェル(牡馬・キズナ産駒・斉藤崇史厩舎)
・ルージュセリーズ(牝馬・ロードカナロア産駒・手塚貴久厩舎)
・ヴェールクレール(牝馬・リオンディーズ産駒・高橋亮厩舎)
・ロコポルティ(牡馬・ヘニーヒューズ産駒・西園正都厩舎)
この馬たちが活躍したら、また悔しがっていると思って下さい。
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